べリンバウ(Berimbau)
カポエイラですべての演奏の
指揮に使われる楽器です。
他の楽器はべリンバウの音の大きさや早さ
を超えてはなりません。
”ビリンバウ”とも日本語で表記されますが
” ベェリン バァウ ”が近い発音です。

べリンバウの構成

ヴェルガ:
しなやかに曲がる木の枝です。
木の種類は「マデイラ」や「パウ」などが
使われます。
アラーミ:
弦です。
自動車の古タイヤから取り出した
針金を使います。
ピアノ線なども使われます。
カヴァッサ:
音響装置です。
ヒョウタンが材料で、開口部を
体から付けたり離したりすることで
音にワウワウの抑揚を付けることが
できます。
バケータ:
弦(アラーミ)を打つための木の棒です。
ドブラォン または ペードラ:
弦(アラーミ)を押さえるための
硬貨 または 石 です。
カシシ:
細い木で編んだ入れ物のなかに
木の実や小石・豆を入れ
カヴァッサから切り取った残りの材料で
蓋をした楽器です。
べリンバウの種類
カヴァッサの大きさにより 大・中・小があります。
グンガ(大)
ホーダ全体を指揮する
上級者のみが使用できます。
太く低い音です。
トーキ(リズム)だけ刻みます。
メーヂオ(中)
グンガとヴィオーラの
中間の高さの音です。
ヴィオーラ(小)
高い音です。
グンガとメーヂオを補佐します。
演奏にアレンジを加えます。
アタバーキ(Atabaque)
カポエイラで使う太鼓です。
大きい順番に グンガ メーヂオ ヴィオーラ
があります。牛革が使用されます。

パンデイロ(Pandeiro)
カポエイラやサンバで使うタンバリンに似た楽器です。山羊の皮が使われます。

アゴゴー ジ カスターニャ(Agogô de Castanha)

サンバの演奏でもよく使われます。
アゴゴー(Agogô)
